世界の雇用主の約6割が「国際経験」を履歴書で高く評価。しかし日本では、留学経験者は全体の1％程度、パスポート所持率も20～30％と、実際に海外体験ができる人は極めて限られています。

2023年の日本人留学者数はわずか66,007人。パンデミック前の水準にも満たない中、国内で本物の国際体験ができる場の創出が急務となっています。

多様性の高い組織は業界平均より9％高い利益を上げるという調査結果も。国際体験は個人の成長だけでなく、組織・社会全体のイノベーションにつながります。

日本人と外国人が安心して出会い、深い交流ができる場が圧倒的に不足しています。既存の国際交流イベントは表面的な交流に留まりがち。

日本人が主体となり、日本文化を中心に据えた国際コミュニティがほぼ存在しません。外資系プラットフォームに依存する現状では、真の文化交流は困難。

言語の壁、文化の違い、そして「場」の不在。これらが、日本の国際化を阻む大きな要因となっています。